能面という顔の世界
写真をクリックして、3つのアートの世界を訪れてみてください。
写すアート|U・TSU・SU
“写す”という問い
能面を「写す」という伝統的な制作手法から展開したアート作品。 写した能面を、写真に写す。それを見る者の脳には何が写るのか。我々は能面に何を写すのか。──その意味を、見る者の心にゆだねる。
身体アート|面ドロイド
能面が人間を乗っ取るとき
能楽師は能面と一体化してはならないという。その前提のもと、能楽師ではない身が能面に一体化されてしまうアート作品。 それは、乗っ取りから始まった、能面の自己表現と自己増殖のプログラム。
空間アート|装置シリーズ
拡張する能面のゆくえ
能という総合芸術には、舞台装置が存在しない。それは、能そのものが時空を超え、幻想を生み出す“装置”であるからだ。
この装置性に着目し、私は能面を媒介として世界観を拡張することを試みる。
撮影 中野達也